お疲れ様です。
タイトル通り今回はconda installできるCUDAについてのメモです。 個人としてはPytorchの環境構築でいつも使っているものではあるのですが、改めてどういうものか知っておきたいということで調べてみました。
conda installでCUDAをインストールするメリット
- インストールするだけで使える
- 公開されている範囲でバージョンが選べる
- 仮想環境ごとにバージョンを使い分けることができる
個人的には手軽さとバージョンの使い分けができる点で重宝しています。
conda-forgeのcudatoolkit
私がよく使う方のcudatoolkitです。下記のコマンドでインストールできます。 比較的軽く、安定している印象があります。その分最低限の機能しかない形にはなります。 また、バージョンが11.8までしかありません。nvidiaの公式チャネルがあるのでこれ以上のバージョンの追加は無いのかなと思っています…。
conda install cudatoolkit -c conda-forge
実際にインストールされるのもこれだけです。

nvidia公式チャネルのcuda
こちらは公式のため比較的新しいバージョンでもインストールできます。
最近のPytorch等のCUDAを使うライブラリでもconda系を使う場合の推奨になっていますね。
インストールコマンドは下記(例として12.6)。
conda install -c nvidia cuda=12.6
conda-forge版と比べるとかなりインストールされるライブラリが多いです。(1回のスクショで入りきらない…笑)

その代わりnvccなどCUDAにかかわる機能の多くをconda installだけで使うことができます。

追記:CUDAの使用にはC++ビルドツールが必要です
書き忘れていましたが、condaでCUDAをインストールする場合もVisual Studio C++ Build toolは必須です。
こちらはcondaではインストールできないのでVisual Studioの公式サイトからインストールしておきましょう。
